営業コラム

学生向けベンチャーキャピタル解説!最近話題のVCとは?

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ベンチャーキャピタルとは?

ベンチャーキャピタル (以下VC) という言葉、ビジネスの場に身を置く学生なら耳にすることが多くなってきたのではないでしょうか。

VCとは一言で表すと、「将来性のある企業に資金を提供している投資会社(投資ファンド)」のことです。ベンチャーキャピタルという言葉の印象に反しその歴史は意外と古く、日本で民間として最初のVCが設立されたのは1972年のことです。

将来的に起業を考えている方や、商社・金融系に進もうと思っている学生にとっては必須知識ですので、その仕組みだけでもまずは知っておくべきでしょう。

ベンチャーキャピタルの仕組み

VCのビジネスモデルは、将来性のある企業に対して資金の提供と引き換えにその企業の株式を引き受け、投資した企業が成長して株式の価値が上がった時に売却することで、当初の株式価値との差額分だけの利益を得るというものです。

簡単に言うと、「企業の株を安く買って、高く売る」ために自ら経営に携わっているのです。資金を提供した企業の価値を上げ、株を「高く売る」ために、ノウハウの提供や経営のコンサルティングなど資金提供した企業を支援して育成しています。

ここからは、VCの仕組みについてより詳しく説明していこうと思います。

①ファンドの形成

まずはVCが「投資事業有限責任組合」というファンドを作ります。これは、投資のための「金庫」を用意するといったイメージです。

そして、用意した金庫へお金を預けてくれる人を募り、VCの趣旨に賛同された方々が出資を行うのです。こうすることによって、まずは投資に必要な資金が確保されます。日本の場合は、出資者の多くは金融機関や事業法人といった法人が中心になっています。

②ベンチャー企業へのアプローチ

投資するための資金が集まれば、次は投資先へのアプローチです。

まずは将来的に成長が見込めそうなベンチャー企業を探し出し、審査をした上でファンドから投資をします。

そして、基本的には投資を行ったベンチャー企業に対してVC自身が育成支援を行います。具体的には、組織運営のコンサルティングや提携先企業の紹介など、投資先の企業と二人三脚で事業拡大を目指します。また、その過程において、投資先の企業からVCへ、VCから投資家へと情報共有が行われます。

VCは大勢の投資家からお金を預かっていますので、個人での投資よりもはるかに大きなリスクと責任を抱えています。もし投資した先の企業から資金回収が失敗すれば、その責任は計り知れません。だからこそ、VCと投資先のベンチャー企業は「一連托生」なのです。

③EXIT

投資先の企業が成長し、株式上場するなどした場合にファンドが保有株式を売却することを「EXIT」と呼びます。この時回収された資金を出資者に分配し、ファンドは清算されます。

そして、この時に回収できた資金と最初に投資した資金の差額分がVCの利益になりますす。一般的にVCは投資金額に対して3~10倍といったリターンをターゲットとしています。まさに、「ハイリスクハイリターン」な投資ですね。

まとめ

ベンチャーキャピタルの仕組みについてご理解いただけましたでしょうか?

VCは、ただ単に大きな利益を得るためだけに活動しているというわけではなく、経済全体の成長と活性化を図るための「スタートアップ企業支援」という社会的役割も担っています。

大きな理想を持って起業したベンチャー企業を二人三脚で支援していくVCという仕事、将来的に起業したい方や、金融・商社志望の学生は知っておくべきでしょう。起業家としてVCの支援を受けるのか、VCとしてベンチャー企業の経営に携わるのかはわかりませんが、VCは日本の経済を支えている仕組みの一つと言っても過言ではありません。

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