営業コラム

「意識高い系学生」と「意識の高い学生」の違いとは?

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就活シーズンになると目にとまりやすくなる「意識高い系」

2016年、就活を題材にした小説「何者」が映画化されました。

原作小説が発売されたのは2012年ですが、2016年に映画化されたことからもわかる通りこの作品で描かれている就活はいまだに「リアル」です。

そして、中でも目を引くのが二階堂ふみ演じる「意識高い系女子」。

アメリカ留学や途上国でのボランティア活動などを経験しており、就活に対して自信満々で、言葉を悪くすれば「鼻に付く」タイプです。みなさんの周りにもそういった人たちがいるかもしれません。あるいはあなた自身がそうかも?しかし、「意識が高い」ことは本当は良いことのはずです。一体なぜ「意識高い系」と言われてしまう人がいるのでしょうか。

今回はそんな「意識高い系学生」と「意識の高い学生」の違いについて書いてみようと思います。

意識高い系の学生は社会で活躍できるのか? 

「意識高い系学生」とは? 

意識高い系学生とは、一言で表現するなら「自分を必要以上に演出する人」のことです。

「経営者との人脈がある」と言って名刺交換をしたことがあるだけだったり、誰かの名言を自分の言葉のように発信したりと、自分の言動を過剰に脚色するなど言動に中身が伴っていないことが多いようです。

そんな意識の高い学生は、社会人になってから実際に活躍できているのでしょうか。

「入社初日から先輩に堂々と自分の目標を語り、『3年後には月間ナンバーワンの売上を記録します』と言っていた女性社員は、3ヵ月で辞めてしまいました。働き始めると仕事の覚えが悪く、最初は高く評価していた上司が『あんまりだな』と言い始めた頃に辞めてしまいましたね。高い目標を掲げるのはいいのですが、その達成に向けて少しでも暗雲が立ち込めたり、苦しんだりした時にすぐ逃げる。今までそういう生き方をしてきたのかもしれません。意識の高さはアテにならないと思いました」(29歳男性/販売) 

「優秀な大学を出て、大卒時点でかなり知識力の高かった新卒社員。ただ、実際に働かせてみると融通が利きませんでした。現場の状況に合わせて臨機応変に対応できなかったり、ムダな部分で仕事が遅くなったり。何より、自分が納得するアドバイス以外は『はあ…』と気のない返事をして聞かなかったんです。彼は結局、入社から半年で退社。『昔から夢だった』という学校の先生を目指しました」(40歳女性/商社)

出典 : diamond.jp/articles/-/122337?page=2

これらは意識高い系学生の早期退職の実例です。

もちろんこれがすべてではありませんが、高い目標や理想を持って社会に出たが、現実社会や現実の自分とのギャップが原因で早い段階で離脱してしまう人が多いようです。

他人との相対評価で自分を表現する 

「意識高い系学生」が実際に社会に出た後に挫折してしまうのは、自分の行動基準が自分の中にはないからです。

自分を必要以上に演出するのは、「他人から評価されたい」、「他人と比べて自分は優れていると思いたい」といった動機からです。つまり、他人からの評価が自分の価値基準になってしまっているので、いざ実際の現場で結果を出せずに他人からの評価が落ちてしまうと、精神的に追い詰められてしまうのです。

みなさんも何か行動する際に、「この行動は本当に自分のためなのか、他人から評価されたいだけではないのか」と考えてみてください。意外と自分も「意識高い」言動をしてしまっているかもしれません。

「意識の高い学生」は自分を飾らない

「意識の高い学生」と「意識高い系学生」の一番の違いは、自分の行動基準が自分の中にあるか、他人の中にあるかの違いです。

自分の中に明確な目標を持っていてそれに向かって取り組んでいる人は、自分のことを飾る必要はありません。自分のやりたいことをやるのに他人からの評価は必要ないからです。

一方、他人からの評価を過剰に気にしてしまう人は、自分の中に行動の軸がないので外面だけを取り繕っているように見えてしまいます。

時には自分のことを精一杯大きく見せる必要がある場面もあります。しかし、常日頃からそういった態度ばかり続けてしまうといつの間にか自分を見失ってしまうかもしれません。

他人からの評価を全く気にせずに行動することも良くありませんが、自分の言動が客観的にどう見えるのかを考えることも大切なことではないでしょうか。

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