インタビュー

営業はやっぱり難しい。それでもやる価値はある。〈千葉大学/長谷川寛一〉

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Interview 07:長谷川寛一

<彼にとっての営業とは>

相手のために何ができるのかを考える仕事


留学以上の経験を

―まずは海外で営業インターンに挑戦された経緯を教えてください。

もともと、海外には興味があったんです。高校時代の予備校の影響もあり、大学に入ったら留学しようと決めていました。そしていざ大学生になって、1年生の時に交換留学の面接に受かって、2年生の後期からアメリカに交換留学に行くことができました。留学先のシンシナティ大学では、すごく良い経験をできて語学力も上達しました。でも、思っていたよりも大変じゃなかったんですよね。想像していた大変さと何か違うというか(笑)。海外とはいえ、大学の中で勉強することには変わりありませんし、もっとこう、これまで経験したことがないような環境でこれまでやったことがないようなことをやってみたいとその時に思ったんです。

海外インターンへの参加は留学している途中に決めました。きっかけは、留学中にたまたま読んだベトナムでインターンをされていた大学の先輩のブログです。そのブログを通して知ったその方の活動がすごくかっこよかったんですよね。そこで、留学中でしたがSkypeでその人とお話をして海外インターンシップを行おうと思いました。

インターンの中でも営業を選んだのは、自分の成果が数字として表れる、という点に魅力を感じたからです。それに、どうせ将来的にやるだろうなぁと思っていたのであまり抵抗もありませんでした。

ああ


始めからうまくはいかない「営業」

それでは、実際にインターンをしてみてどうでしたか?

最初は全くうまくいきませんでした。つらい期間というか、うまくいかない期間がとても長かったです。でも、その分挑戦することの大切さと楽しさを学ぶことができました。

僕のインターン先はイギリス人が社長のビジネス英語教育を行っている企業で、日系企業の新規開拓営業を任されていました。営業先はC向けとB向けを同時に行っていて、小さいところから大きいところまでニーズがありそうなところに行っていました。日頃の勉強やアメリカ留学での経験から語学力に関しては特に問題はなかったのですが、やっぱり「営業」は難しかったです。

僕は大学1年生の時に予備校のチューターのアルバイトをしていたのですが、塾のビジネスモデルって、顧客である生徒と「成績をどう伸ばすか」という点において目的がはっきりしていますよね。成績を伸ばしたいから生徒はそこにいて、塾はそれを実現させるような提案を行う。ビジネスでいえば、自分の提案が売れて当たり前なんです。

でも、ベトナムでの営業インターンでは、顧客にとって自分の提案が本当に必要かどうかはわからなくてもまず話をしなくてはいけない。そこが一番の違いで、すごく大変でした。自分で仮説を立てていざ企業を訪問しても「いやあんまり必要ではないです」って言われてしまうことも普通にありました。

インターンを始めた当初はそんな風に全くうまくいかないことばかりでした。でも、何もできない自分を自覚して、これまでやったことのないことに挑戦することの大切さを学べましたし、どうやって成果を出していけばいいんだろうと徹底的に考えることができるようになりました。

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「うまくいかない」からスタートは当たり前

―営業をしていて良かったと思える瞬間などはありましたか?

営業をしていて嬉しい瞬間は、自分たちの持っている商品やサービスを相手に「あ、それいいね」とか「それ役に立つかもね」って思ってもらえた瞬間ですね。

相手のことをしっかり考えてよかったなって思いますし、相手のために何かできたという事を実感できる瞬間です。もちろん、それはとても難しいことですが(笑)。

―営業を通してどのようなことを学ぶことができましたか?

ベトナムでのインターンを通して一番感じたことは、物事ってそんなにうまくいかないなってことです。

4か月弱のインターンの中で、しっかりと成果を出せたのは最後の1か月だけでした。うまくいかないからこそ、次ちゃんと成果を出すために徹底的に考える。その結果が最後の一か月だったのかなと思います。

それってどんなことでも同じだと思うんですよね、勉強でもスポーツでも。最初はうまくいかなくて当たり前、うまくいくためにじゃあどうするか?と考えて思考を進めていくことが大切なんだと実体験を通して学ぶことができたのが一番の収穫でした。

「うまくいかないから自分はダメなんだ」じゃなくて、「もうちょっといろいろ考えてみたらうまくいくようになるんじゃないの?」って思えるようになりました。何事にも食わず嫌いをしなくなりましたし、すごくポジティブに次何をしようかと考えることが大事だと思います。
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―将来はどのような活動をしていきたいですか?

日本の人たちが、日本だけじゃなく世界のどこででも活躍できるような人になってほしいと思っています。そして、自分もそうなりたい。

ベトナムで出会った起業家の方たちの影響が大きいんですけど、やっぱり自分で目標を立てて、それが日本以外であろうと実行してビジネスを回している人たちってすごくかっこいいなって思いました。リスクと見えることでもチャンスと見て決断をしていく。そういった自分の意志で物事を動かしていく力が今後必要になってくるんじゃないかって思います。

自分の活動を通して少しでも世界で活躍できる人材を育成できればと思っています。


ネガティブに思っている人にこそ挑戦してもらいたい

– 最後に、何かメッセージをお願いします!

営業にネガティブな感情を持っている人にこそ、営業をやってみてもらいたいですね。挑戦する前から根拠もなく自分にはできないと決めつけるのはすごくもったいないことです。

自分の成長のためにも、社会勉強のためにも、一度は全力でやってみるべきものなのかなと僕は考えています。ネガティブに思っている人ほどチャレンジしてみて欲しいですね。


Profile:長谷川寛一

千葉大学文学部国際言語文化学科。大学2年生の後期から、アメリカのオハイオ州シンシナティ―大学に交換留学。留学が終わったタイミングでベトナムのホーチミンでビジネス英語教育事業の新規開拓営業を行う。帰国後は、GLナビゲーション株式会社で活動する傍ら、サマースクールの運営などに携わる。


 

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