インタビュー

営業で掴んだビジネスの基礎、0から1への挑戦〈酒井陽大 / 横浜市立大学〉

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Interview 08:酒井 陽大

<彼にとっての営業とは>

自分を通してサービスをよりよく知ってもらうこと、好きなってもらうこと


留学を通して感じたのは「意外と普通やな」

―海外で営業のインターンに参加するまでの経緯を教えてください!

私が海外インターンに参加しようと思ったきっかけは、半年間のイギリス留学です。もともと海外には興味があり、大学に入ってからは留学に向けてアルバイトを繰り返していました。でも、実際にイギリスに留学してみて思ったことは、「あーそうなんだ、すごいなー」くらいだったんですよ(笑)。確かに外国人はいっぱいいるし文化も言葉も違っていて良い経験にはなりましたが、それを感じて終わり。意外と普通やなって。

留学とはいっても結局座学であることには変わりがないし、言葉が流暢だったらそれでいいのかなって思ったんです。やっぱり自分で何かを残さないと、客観的に見てそれってただの自己満足だと思うんですよ。そこで、海外にインターンに行くことに決めました。

海外インターンの中でも営業職を選んだのは、インターン先の社長に勧められたからです。インターンを始める前に、私はまず実際の仕事のイメージが全く湧かなかったので、インターン先の社長に相談してところ、「それだったら営業をしたほうがいいよ」と。営業にはビジネスの基本がつまっているし、どれだけ良い製品があったとしてもそれを売れなかったら一生価値にはならないというお話をしていただきました。そのお話に共感し、営業ができる企業に行くことを決めました。


相手の価値になればなんでもいい

―実際にはどのような活動をされていたのですか?

私のインターン先は、ベトナムに住んでいる日本人向けの情報サイトの運営をしている企業でした。行っていたのは広告営業。最初は全くと言っていいほど契約に至らず、テレアポも徐々に自信をなくしていく一方でした。そこから次第に、数をこなすことの大切さを感じ、下手くそなうちは数をこなすこと、とにかく多くの失敗を積んでいくことを念頭に業務を行っていきました。

場数を踏んでいくうちに言い回しを上手くできるようになったり、資料の出し方がわかってきたりします。暗中模索といいますか、営業に関してはとにかくやってみるということが大事だと思いました。とは言っても僕は本当に失敗することが怖い人間なので、相当勇気がいりましたけど(笑)。

広告の営業をしていて思ったことは、ただ契約を取るだけではダメだということです。その日に会ってその日話してその日お金をもらうのは僕にとってはそこまで苦ではありませんでした。その後にどういうサポートをすることがその広告を生かせるのかを見通した提案ができる営業こそ素晴らしい営業だと思います。私の場合、せっかく広告を出したのにお客様が来ないみたいなことがよくあり、契約途中でも手数料を払うから解約したいと言われることもあったんです。お客様からクレームをいただき、営業としてもプラスの役割を果たすことができていない。そういった現状をなんとか改善したいと考えていましたね。

そこで、例えば現地の方だけで経営している日本食レストランの朝礼に参加して、お箸の向きを教えるなどできる限りの提案を行っていきました。売っていたのは広告ですが、最終的に相手の価値になれば何でもよいというスタンスでやっていました。そこが営業の醍醐味だと思います。

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人の心が動くポイントはどこ?

―営業を経験されて、どのような点で成長できましたか?

一言で言うと、一度聞いて相手を理解し、どこにこの人の心が動くポイントがあるんだろうって探りながら話をすることができるようになりました。自分のことをしゃべりたいっていう気持ちはすごくあるのですが、とりあえずヒアリングに徹することで本当のニーズを探ることができます。それをもとに自社の製品、サービスを提案することで相手の形に合わせたサービス提供が可能になります。

また、ビジネスの基礎の部分を知ることができました。営業をするということは、結局自社の製品の分析やマーケティングもする必要があるのでビジネスの全体像が把握できます。学生だからこそハードルが低く、失敗が許される世界です。社会に出る前に絶対一度は経験してみるべきだと思います。


0から1への挑戦

―現在はどのような活動をされているのですか?

現在は民泊の運営代行事業に取り組んでいます。簡単に説明すると、実際に住んでいない空き家物件の個人間マッチングサービスで、そのホストの運営代行をしています。部屋を貸したいホスト、部屋を借りたいゲスト、働きたい留学生、全員が得をできるようなサービスを目指しています。僕は営業のインターンを通して、あるサービスを広めていくということを体験させていただきました。なので、次は0から1を作りたいと思いこの事業に取り組んでいます。

何か自分で新しいことに挑戦する上で、なおかつそれが今市場的に伸びているのであれば成功しやすいのではないかと思って始めました。まだまだこれからの事業ではありますが、一応読みが当たっていたのか一か月目から黒字になっています。企画からなにから全て一人でこなしているので本当に大変なのですが、営業とまた違ったやりがいは感じています。

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やる前からブレーキはかけない!

―なにかメッセージをお願いします!

営業のインターンシップをすることがいいのかどうかは正直わかりません。ただ、もし営業をやってみて、成果が上がっても楽しくないなぁとか、これはなんか違うなぁと思うのであれば、営業は自分には向いていないと思えばいいだけです。やる前からブレーキをかけるよりも、やってみて合わないのであれば就職の選択肢からはずせばいいだけです。

今やっているアルバイト以上の社会人経験っていうものを手にしたいのであれば、こういうインターンで社会人の一人として働いてみるというのは今後のキャリアを考えるうえでも価値があるし、自分でなにかに挑戦してみようとか持った時の土台になると思うので、ぜひ挑戦してみてください!


Profile : 酒井 陽大

横浜市立大学国際総合科学部。大学2年次のイギリス留学をきっかけに、ベトナムでの営業インターンに参加。日本人向け情報サイトの広告営業に取り組む。現在は、民泊の運営代行事業に取り組んでいる。


 

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